ヴィジュはシエルを可愛さ反面憎しみを持って見ていました。
アルジャンがシエルの存在によって起こる体の異変に気づき、
危険を冒して錬金の法典(2個目のアカシックレコード媒体)を
探しに行き、瀕死の重症になる事を先見の能力で知ります。
(勿論、毒によって死なない未来も知っています。)
根本的な原因を作っているにも関わらず、
悲劇のヒロインのように振舞うシエルを
傷つけ、穢す事で自らの怒りを鎮めると共に
アルジャンから引き剥がせる最後のチャンスと
ばかりに、彼女は暴力的にシエルを犯しました。
『あなたが生きていればアルジャンは死ぬ』と吹き込めば
シエルはそれを憂いて自ら死を選んでいたかもしれません。
でも、彼女はその選択はしませんでした。