ひとつはアルジャンの触れたアカシックレコード。
これだけで不老不死の能力を与えてくれる事から
知識として十分な代物だったようです。しかし本編の中で
アルジャンが死ぬ想いをしたことがある。と話していたことから
この不老不死は完全なものではなかったようです。
自らの肉体に起こる異変に気付いたアルジャンは作中、
『錬金の法典』を読みにパラケルサスが住んでいた廃墟に出向きます。
最初のアカシックレコードに触れる前に既に読んだ書物なので
最初のアカシックレコードで担い手にならなければ
読み解けない仕掛けがされている事に気づいていなかったのです。
この『錬金の法典』こそが第二の媒体だったのです。
これに触れたことで、ホムンクルスは
『成長するアカシックレコード』である事と
自らの死期が迫っている事を知ります。
そして、毒で苦しむ中シエルが
自分にとってどんな存在か改めて認識したのです。